常に一兵卒として

常に一兵卒として

弁護士7年目,ひとりの弁護士であるとともに自らの事務所を経営する経営者としての側面もある。

しかし,いつも心に決めているのは,常に前線で戦うことである。

経歴30年の弁護士であっても,経歴2~3年の新人であっても,ひとりの弁護士として法廷で対峙する以上,ベテランも新人もない。

判断をする裁判官の心証を取れなければ負けるという点では,全く異ならない。

その裁判官もベテランであっても新人であっても,その裁判官の心証を取れなければ訴訟は負ける。

経験を重ねれば知識・技術ともに磨かれて行くことは間違いない。常に法曹の先輩から謙虚に学ぶことは,法律家にとって必要不可欠である。

ただし,社会情勢の変化の激しさと呼応するように法律の改廃も著しい。

勢いのある後輩から学ぶことも多い。

常に前線で戦っていなければ,勝負勘と言った要素は鈍ってくると思う。


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