お金の話(1)
ある銀行の待ち時間で,定年後の再雇用と思われる案内のおじさんと投資について話をする機会があって,中々面白かった。
投資に対する,僕の基本的スタンスは,小規模企業共済,401k,家族への中退共,倒防共など,元本が概ね法律上保障され(なお401kについては元本保証の有無は選択商品による),かつ,掛金が全額所得控除の対象となることによって,僕の所得税・住民税・個人事業税等の税率分(税額控除分があるので計算はやや異なる)の単年度利回りが確実に得られる金融商品に,余剰資金を集中させるというものだ。
おじさん曰く,僕の選択は,銀行にとっては得られる利益が乏しく銀行の営業が勧める商品ではないけれども,非常に素晴らしい選択だと思う,と。
しかし,法律によって課税率分の利回りを得ることは,結局の所,国家と法に対する信頼が,前提となっているんじゃないんですか?
政治が,憲法と法を軽んじる時代に,日本国をどこまで信用できるんですか?
国の制度を前提とする投資以外にも,国の制度を前提としない投資も研究してみるといいですよ。あなたは,まだ若いから,,,,と。
現状,今のスタンスを変えるつもりはないが,
「法律によって課税率分の利回りを得ることは,結局の所,国家と法に対する信頼が,前提となっているんじゃないんですか?政治が,憲法と法を軽んじる時代に,日本国をどこまで信用できますか?」
というおじさんの視点は,とても興味深い。
さて、そこでいろいろ本を読んでみた。
(つづく)