新国立劇場【椿姫】

新国立劇場【椿姫】

なぜ、地元の豊橋から、何度も、何度も、初台の新国立劇場に通い詰めるのか。

総合芸術であるオペラは、詩・ドラマ・衣装・マイム・器楽・ダンス・歌といった芸術分野の成功した結合の典型として示され、それぞれの芸術が単独でなし得る以上に、よく見 通す目と豊かな表現力を有している。

そんな、総合芸術であるオペラに、僅かに、ほんの僅かにでも貢献したいと考え、新国立劇場の賛助会員になっている(新国立劇場のプログラムにも僕の名前が載っている)。

贅沢な遊びではあるけれど、子供達にも是非触れて欲しい。
この舞台が完成させるまでに費やされた膨大な時間と労力、そして費用。総合芸術によって得られる感動は、テーマパーク等でアトラクションを消費するだけの底の浅い遊びとは、質的に異なる。

さて、今回の椿姫(ラ・トラヴィアータ)、主演のイリーナ・ラングの圧倒的な歌唱と名演に涙が止まらなかった。

ヴィオレッタの歌、揺れ動く心は、このオペラで愛娘に聴かせたい。
芸術の美によって、普通の人生では感じ得ない情動を我が心に取り込み、精神の涵養して欲しいと、心から願っている。

愛に落ちることに葛藤する高級娼婦の心理は、子どもには、まだ難しいかな、、、、。






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